「ドラッグ・ロス」という言葉を皆様はご存知でしょうか?これまで私たちは恵まれた医療環境にいましたが、実はここ数年少しずつ状況が変わってきており、たとえば海外では使えるお薬が日本では開発されず使えない、という状態になってきています。この状況を「ドラッグ・ロス」といいます。そのようなお薬が増えつつあったり、実際に治療法がなく困っている患者さんがたくさんいるのです。
医療に関わる資源(お金や医療に関わる人など)にも、環境資源と同様に限りがあって、それをみんなで大切に使うことで、誰かの新しいお薬や治療法を届けられる社会になる。それを目指した活動が『医療のエコ活動』です。
その考え方を誰にでも分かりやすく伝えるために「ポーリーとナーミーのまほうのステッキ」という音楽絵本を制作しました。
ポーリーとナーミーのまほうのステッキ
ポーリーとナーミーのまほうのステッキ
作:平松あずさ/絵:どうなつみ/音楽:丹保麻里恵(音の教室カリヨン)
仲良しの双子のきょうだい、ポーリーとナーミーはある日お外で遊んでいる時にキラキラ光る魔法のステッキを見つけます。そのステッキをかざして歌を歌うと…なんとどんな病気も治してしまうおくすりが生まれたのです!嬉しくなった2人は、病気やケガで困っている人たちに、どんどん歌をうたっておくすりを出してあげます。しかしある時、事件が…。
高津市民会館で音楽絵本コンサートを開催
2023年4月には、高津市民会館 大ホールにて音楽絵本コンサートを開催。
もともと100組の募集でしたが、こちらが早くも満席になり急遽追加公演が決定。合わせて約200組、600名近くの方にご来場いただきました。
●期待以上だった
●医療のエコ活動は知らなかったけど伝えていきたい
●ずっとまほうのステッキを振ってます
●初めて子どもが自分から歯を磨きました
など、メールやSNSでもたくさんの反響をいただきました。有難うございます。
あそびうた作家「福田 翔」さんとコラボ
今回の公演では、あそびうた作家として活動を続け、「おかあさんといっしょ(NHK|Eテレ)」2月の歌「おはよう!」の作詞作曲も手掛けていらっしゃる 福田翔 さんも一緒に歌って踊ってくれました。
『翔さんすっかりファンになりました。またコラボしてほしい!』とのお声も。ぜひまたご一緒できる機会があると嬉しいです。
今後も「医療のエコ活動」を多くの方に知ってもらえるよう、活動を続けていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。