吃音をもつ若者に接客の機会を。「注文に時間がかかるカフェ」を支援しています!

Miraiallかわさきでは「吃音」を持つ若者たちの応援をしています。Miraiallかわさきの代表である平松あずさも、息子とともに吃音当事者です。2021年にそのことをカミングアウトして以来、少しずつ吃音がある自分を受け入れてきました。

自分自身が音楽に出逢い、吃音を克服してきた経験を、同じ様に吃音を持つ若い世代の子たちに伝えていけたらと思っていた際に『注文に時間がかかるカフェ』発起人の奥村さんと出逢いました。

カフェスタッフが全員吃音者。

『注文に時間がかかるカフェ』のスタッフは、全員が吃音者。「接客業をしたくても吃音のせいで一歩を踏み出せない若者に勇気を」「吃音を知らない人にはスタッフとの交流を通して理解を」をコンセプトに1日限定のカフェをオープンしています。

その記念すべき第4回目を川崎市の「音楽教室カリヨン」で開催しました。

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高校生〜20代の4名のスタッフが決定

面接の結果、4名のカフェスタッフが決定。遠くは仙台から参加するスタッフも!最初は緊張していた四人も同じ境遇を持つ仲間としてすぐに打ち解けました。

マンション屋上で『星空音楽祭』を開催

吃音者は言葉がスムーズに出てきません。日常生活では自由に話すことができずに悔しい思いをたくさんしてきました。しかし私たちは歌う時には言葉が出やすいことがあります。音楽でなら自分を自由に表現することができるのです。

そこで、吃音をもつアーティストたちによる音楽ミニライブを開催しました。

「注文に時間がかかるカフェ」映画化

この活動は2023年、クラウドファンディングでのみなさまの支援もいただき、長編ドキュメンタリー映画となりました。

約40分のドキュメンタリー映画には、今回接客に挑戦した4名のありのままの姿が映されています。これだけポジティブに明るいニュースとして吃音が取り上げられたことはなかったと思います。

文部科学省選定作品、東京都優良映画 に認定されました

こちらの映画は、文部科学省選定作品および東京都優良映画に認定されました。教育上価値が高く、学校教育または社会教育に広く利用されることが適当と文部科学省からお墨付きをもらった形です!

2023年2月に開催された上映会では『ドキュメンタリーでこんなに会場のみんなが泣いている映画は見たことがない』と言っていただいた方もいるほど、温かい雰囲気に包まれました。

受け入れる社会を作っていくのはまだまだ時間がかかると思いますが、少しずつ理解が深まるように活動を続けていきます。

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